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塗装豆知識 屋根塗装 外壁塗装 塗料編

2021.10.25

屋根塗装 外壁塗装 塗料編

 

今回は塗料について書いていこうかと思います。

まず1つに塗料と言いましても様々ございます。皆さんがよく聞く「ペンキ」あのペンキというのは・・・

まずはその塗料についてどんな物があってどんな性能、塗膜の耐久性、どんなところに塗るのがいいのか等分かりやすくご説明していこうかと思います。

 

»塗料とは大きく分けて2つ!


塗料は大きく分けて2つに分類されます。

それは【水性塗料】と【油性塗料】です。

ではまず水性塗料からご説明します。

 

»環境に優しい水性塗料


水性塗料と油性塗料の大きな違いは読んで字のごとくです。

水性塗料の主成分は、樹脂、顔料、溶剤などです。水性塗料は、樹脂を溶かして塗りやすくするため、溶剤として有機溶剤(シンナー)を使わない塗料のことをいいます。

油性でも水性でも、塗料は乾燥すると水分が蒸発して樹脂・顔料等が硬化し塗膜が作られます。

水性塗料は、乾燥前は水分に反応しやすく雨等によって流されてしましますが乾燥後には水分は蒸発して塗膜は硬化していますので流れ落ちたり色が剥げたりなどはありません。

油性塗料の場合、塗装時や塗装後の有機溶剤による身体への影響や環境汚染が心配がありますが、水性塗料では、有機溶剤の揮発量を低減できるため、大気汚染やシックハウス対策につながるとして注目されています。

水性塗料は水分を含んでおりますので危険物指定品ではありませんので一般家庭で保管することが可能です。勿論、引火性もありません。

 

»耐久性と美しい仕上がりの油性塗料


油性溶剤の大きな特徴は美しい仕上がりと耐久性です。昔は圧倒的に油性塗料の方が耐久性は高かったですが、近年の技術の発達によりさほど差が出ないほど水性塗料の性能向上しております。

しかしながら油性塗料は自己平滑性という特徴があり、時間と共に平滑になろうという動きがでて平らで綺麗な塗膜が作られます。一方水性塗料も油性塗料ほどではないのですが平滑になろうとはしているのですが油性塗料には敵わず多少凹凸のある塗膜が作られます。

油性塗料の問題は臭いです。有機溶剤を使用しますので建物の周りや建物内に臭いが侵入します。この有機溶剤の臭いで気分が悪くなる方もかなりいます。ですので近年、高耐性な水性塗料が開発され営業中の店舗や学校・住宅等様々な建物で使われております。

 

»更に細かく塗料分け!


皆さんがよく耳にするペンキですが実はペンキは塗料の中の1種類の名称でしかも略語だったのです。

ここからはより詳しく説明してまいります。

(塗料のお値段は各塗料メーカー塗料の種類によって様々なのでここでは小~大で表させて頂きます)

 

ペンキ

正式名所は合成樹脂ペイント 植物性のオイルをベースに作られております。 水性塗料ですと合成樹脂エマルションペイントになります。

塗料の中でも安価でランク的には1番下だと思っていいかもしれません。 塗膜に柔軟性が無く使用出来る場所が限られています。使用できる場所は既存部が動かない面、鉄部がメインとなってきます。又、乾燥時間も他の塗料より時間が掛かりしっかり中まで乾燥させるのに1日~2日ぐらい掛かるといいます。

 

ウレタン塗料

ウレタン塗料とは、ウレタン系樹脂を主成分とした塗料です。

木製や塩ビ製素材、鉄部に適した塗料であり、この3つの素材への塗料に使用される事が多くあります。また、木製外壁材や雨樋、フローリング等の木製建材、木製建具等に採用される事が多い塗料でもあります。又、ペンキよりも高価な塗料で外壁にも使用され耐候性もペンキより優れています。塗膜の耐候年数は7年~10年ぐらいと言われています。塗料自体のお値段は塗料の中では塗料メーカーによって様々ですが小~中程度のお値段かと思います。

 

シリコン塗料

シリコン塗料とは、シリコン系樹脂を主成分とした塗料です。

近年1番活躍している塗料です。建物の屋根や外壁・軒天・雨樋・雨戸・室内の天井や・壁・枠や扉等々、何でもござれの1品です。ウレタン塗料よりも高価ですが耐候性も高く10年~12年ぐらいもち、塗り替え工事の費用・スパン等を考えればシリコン塗料の方がコストパフォーマンスに優れています。塗料のお値段は中程度かと思います。

 

フッ素塗料

フッ素塗料とは、フッ素系樹脂を主成分とした塗料です。

こちらも近年よく出回るようになった塗料の1つです。性能はシリコン塗料の更に上のランクに属し、塗膜の耐候性や艶・輝き・美観どれをとっても上位に君臨する塗料です。ですがその分高価な塗料となりますが塗膜の耐候性は15年~20年ぐらいと今のところ1番の長持ち。塗り替え工事の費用とスパンを考えればシリコン塗料との大差はそれほど無かったのですがこれまた近年の技術力により更に高耐候の物が出始め、シリコン塗料を追い抜かすコストパフォーマンスになると思われます。塗料のお値段は大になるかと思います。

 

セラミック塗料

近年開発された新たな刺客!その名もセラミック塗料。

正式名称はセラミック配合塗料です。上記とは違い塗料の中にセラミック物質が入っています。セラミック物質というのはガラス繊維や天然石・陶磁器・セラミックビーズの事をいいます。その物質を物凄く細かくパウダー状にして塗料に混ぜた物をセラミック配合塗料といい、名称は違いますが無機塗料や無機配合塗料も同じセラミック配合塗料となります。

塗装後乾燥すると、セラミック成分が塗膜表面に層を形成します。その成分で遮熱効果・低汚染等の効果が発揮されます。各塗料メーカー耐候性は様々ですが平均15年~20年ぐらいと言われております。しかしながら問題点もございます。このセラミック配合塗料はセラミック物質を塗料と混ぜるとなっております。

その塗料のランクに応じて塗料の耐候性も変動しますのでご注意ください。中にはウレタンにセラミックを混ぜた材料も御座います。

 

»ご注意ください!


簡単に説明してきましたが塗料でもこれだけの種類があります。(まだまだ足りない塗料もありますが・・・)

ここでは皆さんにご注意して頂きたいことを書いてまいります。

 

塗料にはランクがある

塗料は万能品では無く塗ってはいけない物(塗って後から不備が出る物)があります。当社ではあまりおすすめしないものをいくつか書いていきます。

建物の鉄部の中にはステンレスや銅等がございます。見た目は鉄製と変わりませんが専用の下塗りを入れないと密着せずに剥がれ落ちてしまいます。

判断の仕方ですが磁石をくっつけるとくっつかない物は鉄製では無いので専用の下塗り材を入れます。が余り好ましくないのでおすすめはしておりません。

 

塗料も一緒みたいなものがあり下位のランクの塗料の上に上位ランクの塗料は密着しますが、逆に上位ランクの塗料の上に下位ランクの塗料は密着する可能性が低いのでこれもおすすめしておりません。

 

合成樹脂ペイント<ウレタン樹脂ペイント<シリコン樹脂ペイント<フッ素樹脂ペイント

 

ですので前回塗り替え工事をされた方は参考までに覚えていただき、これから塗り替えをされる方は何を塗るのか施工店さんに確認して頂き材料写真等をしっかりと撮っといて次回の塗り替え工事の方にお渡し出来ると話がスムーズ尚且つ、間違いの無い塗り替え工事が出来るかと思いますので覚えておいて損はないかと思います。

 

 

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