屋根塗装豆知識 その2 折半屋根編
2021.10.24
屋根塗装 折半屋根編
皆さんこんにちは。 エースペイントの鈴木です。
今回は折半屋根の詳しいお話等を書いていこうと思います。
»折半屋根って何?
折半屋根と1つに言いましてもこれまた色々な形状・種類がございます。折半屋根とは、金属屋根を折り返した形状の屋根材を使った屋根工法です。 大規模なものでは工場や店舗、体育館や倉庫など、小規模では一般家庭用のカーポートの屋根などにも使われております。
»メリットとデメリット
メリット
その1 | 強度もあり金属製なのに軽量である |
その2 | 現地での加工が容易であり工場・店舗・体育館等大型な建物用に長いサイズ等にも対応出来る |
その3 | 耐火性に優れている |
●その1
金属製で折り曲げて使用することにより強度が増します。種類によって厚さも様々ですが厚さ約0.6㎜~2㎜と薄いので比較的軽量です。
●その2
上記でも書きましたが金属製で厚さも薄いことから比較的容易に切ることが出来ます。金属製の特性を生かして長い物でも形成ができ繋ぎ目が少ない事により雨漏りの可能性がありません。
●その3
金属製なので耐火に優れているのも工場・店舗・体育館などの大型な建物に選ばれる要因の1つだと思います。
デメリット
その1 | 金属製なので長期放置で錆びる |
その2 | 雨など降ると音がうるさい |
その3 | 夏場になると金属製なので熱を持ちやすい |
●その1
近年ガルバリウム鋼板という錆びにくい金属製の板も販売されていますが、昔は安価な鉄製の塗装を施された物が大半で、屋根なので雨や強風・太陽光にさらされ長期放置で錆びが出始め最悪腐食部分から穴が開きます。
●その2
金属製・しかも薄いので音が反響しやすく雨等降ると音がうるさく又、内部の音も外に響きやすいです。
●その3
金属製の物は熱伝導が非常に高く、夏場は太陽光にさらされ非常に暑くなります。近年の折半屋根には断熱材が付いておりますが、それでも工場等の大型施設には内部の天井が設けられておらずそのまま内部に熱が伝わり非常に暑くなってしまいます。
»定期メンテナンスと使う塗料が重要
上記で書きましたデメリットを踏まえると定期的メンテナンスとそれにあたって使う塗料がとても重要となります。又、ガルバリウム鋼板も全く錆びないわけではない&金属製の物なので熱伝導が良いので塗装する事をおすすめします。
まずは錆をしっかりと抑えること、腐食部分にはしっかりと錆を落としてサビ止めを塗る(場合によっては2回塗る)穴が開いてる所はコーキングで補修、最悪は屋根板金で補修・交換となります。
使用する塗料はやはり熱伝導をしっかりと抑えるとこが重要だと思います。その為、塗料は遮熱塗料を強くおすすめします。遮熱塗料は高価ですが、大型の施設になると冷房や暖房等の光熱費が膨大な金額になりますので遮熱塗料を使用すると、室内の温度は確実に下がります。その為、光熱費の削減に大きく貢献してくれること思います。
又、当社がおすすめしています遮熱塗料【キ・ル・コ】は中に中空ビーズは入っておりその効果で夏は冷たく冬暖かい屋根を実現します。下記は夏場に撮影した写真なのですが、中塗りを塗った後に素足で上塗りを塗っています。
夏場にこんなことしたら足が大やけどを負います(笑)
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